保護者向け / 中2からの学習相談
子どもが「わからない」と言ったとき。勉強の相談につなぐ聞き方
「数学がわからない」「課題が終わらない」。そう言われても、どこから手伝えばよいか迷うことがあります。この記事では、保護者が正解を教える前に、子どもが困っている場所を一緒に整理する聞き方を提案します。中学2年生以降の学校課題や、定期試験の復習を想定しています。
最初は、困った問題を一つだけ見せてもらう
「どこがわからないの?」にすぐ答えられなくても、話をそこで終わらせる必要はありません。「今日、手が止まった問題を一つ見せてもらえる?」と、教科書や問題集を開くところから始めます。単元全体を説明してもらうより、一つの問題を一緒に見る方法です。
その場で話したくなさそうなら、聞く時間を相談しましょう。問題番号をメモして、後で確認する形でも構いません。家庭で毎回、すべての問題を解決することを目標にしなくてもよいのです。
「わからない」を、三つの止まり方に分ける
問題と途中のノートを見ながら、次のどこに近いかを確認してみます。これは学力の診断ではなく、質問する場所を探すための整理です。
- 問題文の意味がつかめない:何を求める問題か、使われている言葉や条件から確認する。
- 解き始める方法が浮かばない:似た例題はあるか、どの公式や考え方を使うかを確認する。
- 途中まではできるが、その先で止まる:最後に説明できる行と、説明できない最初の行を分ける。
どれか一つに無理に決める必要はありません。「この問題では、問題文は読めるけれど最初の式を作れない」のように、その問題で起きたことを言葉にできれば、相談の材料になります。
声かけの例:途中の一行から質問を作る
例えば、方程式 3(x − 2) = 12 で、ノートに 3x − 6 = 12 と書いたところで止まったとします。次のやりとりは説明用の例で、実際の生徒の体験談ではありません。
- 保護者:「この行までは、どう考えたか教えてもらえる?」
- 子ども:「かっこを外すところまではできた。でも、次に何をするかわからない」
- 保護者:「じゃあ、先生には『かっこを外した後、両辺に何をするか迷う』と伝えられそうだね」
先生に質問するときは、問題文と途中の式を一緒に見せます。解法の一例は、両辺に6を加えて 3x = 18、両辺を3で割って x = 6。最初に両辺を3で割る方法もあります。正答を伝えるだけでなく、「同じ操作を両辺に行う理由」を説明できるか、という確認につなげます。
先生に伝えるメモは、四項目で十分
相談前に、次のメモを作ってみましょう。わからない項目は空欄でも構いません。
- 教材と問題:問題集の名前、ページ、問題番号。
- 自分で試したこと:授業ノートや例題を見た、ここまで式を書いた、など。
- 止まったところ:最初の式が作れない、次の変形の理由がわからない、など。
- 今回の目標:まずこの例題を説明できるようにしたい、次に似た問題を一人で解きたい、など。
提出期限がある場合は、それも別に添えます。「いつまでに終えるか」と「何を理解するか」を分けて伝えると、相談したい内容を整理できます。
点数や量だけでなく、説明できた部分を見る
「何ページ終わった?」だけでなく、「今日、自分で説明できるようになったところはある?」と聞く方法もあります。一方で、答えを覚えただけなのか、理由を理解したのかは、その場の一度の会話では決めきれません。別の問題を自分で解く場面も見ながら、次の質問を考えます。
教科の内容が難しく、保護者が説明できない場合は、無理に教えきらず学校の先生や指導者へ相談する材料をそろえましょう。保護者の役割を「すべて教えること」に固定する必要はありません。
今日、一緒にできること
まず、困った問題を一つ選び、途中のノートと一緒に四項目のメモを作ってみてください。これまでの学習が全部わからないと決めつけず、今回どこで止まったかを確認するところから始めます。
今の教材と、困っていることから。
CUOREAの学習相談では、中学2年生以降の学年、使っている教材、困っている内容をお聞かせください。オンライン指導の内容と受講条件は個別にご案内します。
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